年賀状のデザインでいいのがあったけど、横向きだった。
印刷するとき、ハガキのどっちが上になるの?
それに、横向きって非常識と思われないか不安・・・
年賀状のデザインを選ぶときにお気に入りのものが見つかったけど、横向き印刷のデザインだった。
また、手書きの場合でも、年賀ハガキを横向きにして横書きであいさつ文を書きたいケースもあるでしょう。
年賀状で横向きは非常識やマナー違反と思う人がいるのは事実ですが、一般的には非常識ではありません。
もし、横向きの年賀状が非常識であるなら、ネット印刷や市販のデザイン集に横向きのイラストが全くないはずです。
横向きのイラストやデザインがたくさん流通して使われているということは、非常識ではないということですから。
ただし、非常識ではないと言っても、横向きの年賀状を作成するとき注意すべきポイントがいくつかあります。
良くない年賀状を作らないために、注意点をしっかりおさえておきましょう。
年賀状で横向きや横書きのデザインが失礼・非常識と言われる理由
年賀状を横向きで書くこと自体は、非常識やマナー違反にはあたりません。
しかし、横向きにすることを良くないと思う人がいることも事実です。
なぜ、年賀状を横向きにすることがあまり望ましくないと思われるのでしょうか?
年賀状は平安時代に始まり、縦書きで書くものだった
年賀状の歴史は、平安時代までさかのぼります。
平安時代の学者・藤原明衡が作った手紙の文例集には、お正月の文例が掲載されているほどです。
年賀状は、1000年以上も昔から続いている日本の新年の風習なんですね。
昔は、横書きで文章を書く習慣はありませんでしたから、年賀状は全て縦書きになります。
ここ近年になって横書きの文章も書かれるようになってきて、横向きにする年賀状も出てきたわけです。
そのため、年賀状は縦書きのイメージがいまだに強く、横向きや横書きによくないイメージを持っている人も少なからずいるんです。
目上の人には縦向きのデザインと縦書きにしたほうが無難
現在は、横向きのデザインも一般的になりつつある年賀状です。
しかし、もともとの始まりは縦向きと縦書きだったので、縦向きにしたほうが無難なのは間違いありません。
年配の方や会社の上司など目上の人には、伝統を重んじる意味で縦向きにしておくのが無難です。
イラストを縦向き、表面に書く宛名や住所も縦書きにしておきましょう。
年賀状の横書きはどっちが上?向きを間違うと失礼になる?!
年賀はがきを横向きにしたレイアウトやデザインの年賀状を作るとき、左右のどっちを上向きにするのか迷ってしまいますよね。
実は、横向きで年賀状を作るとき、どっちが上になるかは慣習として決まっているんです。
結論を言うと、はがきの表面を見たときの左側(郵便料金の数字が書かれている側)が、裏面にした時に上に来るようにします。
左側を上にするのは、右手で年賀ハガキの下の部分を持って横向きにひっくり返したときに、自然と上になるのが左側だからです。
日本人は右利きが多いので、右手で年賀状をひっくり返したときに見やすいためなんですよ。
年賀状で縦書きと横書きの混在は失礼?宛名と住所の書き方は?
年賀状の横向きのデザイン・レイアウトのときに、左側を上にして作ることはわかりました。
では、裏面のデザインやあいさつ文などを横書きにした場合、表面の宛名や住所も横書きにすべきなのでしょうか?
裏面のデザイン・文章と表面の宛名・住所は縦と横をそろえる
年賀状の基本として、表面と裏面では縦書きと横書きをそろえるようにします。
そのため、裏面のイラストデザインや挨拶文が横書きだった場合は、表面の宛名と住所も横書きにするのが基本です。
縦向きのレイアウトのイラストなら宛名も縦書きで問題ないですが、横向きのイラストの場合は宛名も横書きにしましょう。
横向きのデザインでは、添え書きももちろん横書きですね。
年賀状を横書きで書くときでも使える、一言の添え書きの例文は以下のページにまとめてあります。
>>【2023年】年賀状の文面の例文!カジュアルな添え書きもまとめ
縦書きと横書きのどっちが正しいよりも表面と裏面をそろえるのが大事
年賀状では、縦向きと横向きのどっちが正しいかというよりも、表面と裏面とで縦と横をそろえるほうが大事なんです。
横向きの年賀状を送るのは非常識ではと心配する必要はないですが、表面の宛名と住所を横書きでそろえないと失礼になります。
また、自宅のプリンターで印刷する場合は、左側を上にするのを間違えないようにしましょう。
横向きのデザインの場合は、宛名と住所を横書きにするのも忘れないようにしてください。
出す人によって縦向きと横向きのデザインを使い分ける場合は、宛名を書くときの縦書きと横書きを間違えないように特に注意です。
横向きのデザインの年賀状に、宛名や住所をうっかり縦書きで書いてしまわないようにしてください。
ネット注文での印刷なら横向きの上下や横書きの宛名を間違えない!
年賀状で、縦向きと横向きについて解説しました。
- 年賀状のデザインを横向きにするときは、表面の左側を上にする
- 目上の人には縦向き縦書きにしたほうがよい
- 縦向きと横向きのどっちかより、表面と裏面で縦と横をそろえるほうが重要
年賀状で横向きのデザインにするのは非常識で、相手に失礼になってしまうのではと不安に思う気持ちはわかります。
でも、目上の人に送るのでなければ、横向きにするのは全く非常識ではありません。
むしろ、表面と裏面で縦書きと横書きがそろっていないほうが、送る相手に失礼になるんですね。
自宅で手書きで書いたりプリンターで印刷したりする場合は、上下の向きや縦書きと横書きをそろえるのを間違えないように注意しましょう。
ただ、向きを間違えないようにすると言っても、プリンターにセットするハガキの向きをしっかり確認するだけでも大変です。
全部のハガキの向きを間違えないように、ずっと神経を使い続けるのって嫌ですよね。
縦向きの上下は間違いにくいですが、横向きの場合だと表面の左側が上になるように入れるのがちょっとややこしいです。
さらに、相手によって縦向きと横向きのデザインを使い分ける場合は、宛名の縦書きと横書きを間違えやすくなってしまいます。
あなたが、年賀状の向きや縦書きと横書きをきっちりそろえるのを間違えない自信がないのなら、ネット印刷がおすすめです。
注文のときに、デザインやレイアウトの向きはもちろん、宛名の印刷も縦書きと横書きを文字の字体まで指定できます。
デザインごとに宛名の書き方を指定できるので、縦と横を表面と裏面でそろえて注文すれば、失敗や間違いがなく年賀状を簡単に作れますよ。
>>【クーポンあり】京都の四季の年賀状印刷の口コミ・評判まとめ!