年賀状を出さないのって非常識って言われるかな?
正直めんどくさいから、出すのをやめたい
毎年、年末年始の時期に恒例の日本の風習の1つが年賀状ですね。
日本の昔からの伝統ですが、今の時代は郵便離れが進んでいることもあって、年賀状を出す量が年々減ってきています。
面倒くさいから年賀状を出すのをやめたいと正直思っている人もいるでしょう。
身内に不幸があった喪中の場合は年賀状を出さないですが、それでも喪中はがきでお知らせをしないといけないのも手間ですね。
>>喪中はがきはいつまでに出す?タイミングより重要なポイントとは?
年賀状を出すのは面倒、しかし出さないと相手から非常識な人間だと思われてしまいそうで不安・・・
そんな悩みを持っている人に、この先をぜひ読んでもらいたいです。
年賀状を出さないことは、そんなに非常識と言われるほどのことなのか?
また、めんどくささを少しでも減らして新年のあいさつを済ませるにはどうしたらいいか?
あなたが年賀状を出す出さないを決めかねているのなら、ぜひ参考にすべき内容ですよ。
年賀状を出さない人が非常識とは言えない3つの理由
年賀状を出さないのは非常識なのか?
私はそうは思いません。
年賀状を出さないこと自体が、「非常識だ」とか「マナー違反」とまでは言えないでしょう。
その理由を3つ解説します。
年賀はがきにこだわらず、メールやSNSでも済ませられるから
現在は、はがきや手紙の郵便以外にも携帯電話で直接話したりメールしたり、インターネットのSNS上でメッセージをやり取りできます。
昔は、はがきや手紙を送るくらいしか連絡手段がなかった(電話は固定電話で個人の者ではない)ので、新年のあいさつは年賀状が当然でした。
時代が変わって連絡する手段が格段に増えた現代では、年賀はがきで新年のあいさつをすることにこだわりすぎなくてよくなりました。
本来の目的は、新年のあいさつをすることであり、年賀状を送ることではありません。
そのため、受け取った人が良いと思えば、あいさつを伝える手段を年賀状だけにしなくてもいいのではないでしょうか。
昔からの習慣というだけで出し続けている人もいるから
連絡やあいさつを伝える手段が増えましたが、今はまだ昔の習慣でなんとなく年賀状を出し続けている人も多いと思います。
携帯電話やインターネットが普及してまだ20年ほどという過渡期であり、昔からの習慣と新しい習慣とがまだ完全に変わり切っていません。
昔からの習慣でなんとなく年賀状を送っているのをやめたとして、それを「非常識」とは一概に言えないでしょう。
年賀状を出し続けていることを否定はしません。
でも、「昔からの習慣だから」という理由だけで、義務感のように送っているのは少し疑問を感じますよね。
お金と時間を使って年賀状を書いても相手から来ないケースもあるから
年賀状を作るのはタダじゃありません。
はがき代63円をはじめ、印刷するとしたらプリンターのインク代もかかります。
また、宛名を書く手間や労力も必要です。
お金や労力をかけて年賀状を作って出したとしても、相手からは返事が全くない可能性もあります。
「年賀状は返ってくるのを期待してするものではない」という意見ももっともです。
だからと言って、返事がくる保証がない年賀状を出さないことを非常識とまで言うこともできないでしょう。
年賀状や挨拶状を出すのは理想だが、無理せずやめてもいい
年賀状は、新年のあいさつとして昔から続いてきた日本の伝統習慣です。
しかし、出さないからと言って「非常識」「マナー違反」とするのはよくありません。
昔からの習慣という理由で出し続けているのが大変なら、無理をせずに年賀状を出すのをやめるのも1つの手です。
いきなり完全にやめるのも難しいでしょうから、出す相手を整理して枚数を減らしていくのがいいでしょう。
年賀状でのあいさつがめんどくさい!手間や枚数を減らす5つの方法
「年賀状がめんどくさい!」と心では思いつつ、年末の忙しい時期に疲弊しながら年賀状の作成を毎年がんばってるのなら、少し冷静に考えてみましょう。
あなたが毎年お金を出してがんばって作っている年賀状は、本当にすべてが必要なものですか?
めんどくささや手間を減らすための方法やコツを5つ紹介します。
親戚や会社の上司など、出さないとまずい相手だけに出す
まず、年賀状を必ず出さないといけない相手には、もちろん出すようにしましょう。
たとえば、比較的近い親類や会社の上司などが例として挙げられますね。
もちろん、親戚や仕事関係でも、人によっては出さなくてもいいケースもありますから、そこはあなたの基準で考えて出す出さないを決めてください。
大事なことは、自分で考えて出す相手を決めることです。
昔からの習慣だからとか、ただつながりがあるからとか、そういう理由だけでなんとなく出し続けることは考え直すべきでしょう。
年賀状をくれた人にだけ返事をする
年内には年賀状を一切出さず、新年に年賀状が届いたらそのくれた人にだけ返事で出すのもありでしょう。
必ず年賀状をくれるであろう人には年内で出しておき、出さなかった人から新年に年賀状が届いたら返事をするというやり方でもOKです。
この方法だと、最低限の枚数で年賀状を済ませられるし、必要な人にはちゃんとあいさつできているので気持ちも楽です。
ただし、元日に年賀状を届けられないので、早めに年賀状を送っておかないといけない相手には年内にあらかじめ送っておきましょう。
12月の挨拶文や寒中見舞いであいさつを済ませてしまう
年末年始の忙しい時期に、年賀状を作るのはめんどくさい!
でも、やっぱりあいさつをしておかないと気持ちが収まらない!
それなら、12月初旬に挨拶状を送ったり、1月の松の内を過ぎてから寒中見舞いであいさつをするのもいいでしょう。
>>12月の挨拶文の文例は?カジュアルな例文と書き方もまとめ!
>>寒中見舞いのコロナ禍での文例!喪中の書き方も詳しくまとめ!
寒中見舞いなどは年賀状ではありませんが、同じ挨拶状なのであいさつを全くしなかったことにはなりません。
年賀状を出さない場合は、かわりのあいさつ状を出すときに年賀状を出せないことを一言書いておきましょう。
「新年は多忙のため こちらのあいさつにかえさせていただきます」などの一言を添えるだけで、相手への印象は全く違いますよ。
インターネット注文でデザイン印刷から投函まで全て済ませてしまう
手間がめんどくさいのなら、インターネット注文で年賀状のデザイン印刷をすべてお願いしてしまうといいですよ。
年賀はがきを用意するところからすべてをプロに任せられるので、楽で高品質の年賀状を作れます。
店舗でも印刷を注文できますが、インターネットなら外出する手間も省くことができるので、もっと簡単に年賀状を作れますよ。
宛名印刷とポスト投函も代行してくれるところもあります。
家から一歩も出ず、年賀はがきを一切手にすることなく、年賀状を全部作って送ることができちゃいますよ!
>>挨拶状は注文で印刷や書き方の手間を減らせる!テンプレートも豊富!
挨拶状は無理して書くものではない!気持ちをちゃんと込めよう!
年賀状を出さないのが非常識ではない理由と、めんどくさいときに手間や労力を減らす方法について解説しました。
年賀状を出すことは昔からの日本の伝統で、新年のあいさつをしないよりはしたほうがいいかもしれません。
でも、年末年始の忙しい時期の負担になってしまっているのなら、出す相手を整理したり思い切って出さなかったりなども必要です。
「めんどくさい」「疲れた」などの気持ちがいっぱいで年賀状を作っても、いい年賀状は作れません。
マイナスの気持ちが、年賀状の一言の添え書きの文字や言葉に表れてしまうかもしれませんよ。
年賀状を送っても、マイナスの気持ちがこめられたあいさつを届けてしまうのは、それこそマナー違反になります。
あたたかい気持ちをこめた年賀状を、大切な人に贈るようにしてくださいね。
>>【2023年】年賀状の文面の例文!カジュアルな一言添え書きまとめ