10月になると、いよいよ秋らしさが本格的になる季節です。
この秋の季節に、親しい人に手紙を書いておたよりを出したい気持ちになる人も多いでしょう。
しかし、10月は8月や9月と違って、残暑見舞いなどのフレーズが見当たらないので、どんな文章を書けばいいか悩んでしまいますよね。
>>【挨拶文の9月の書き方】コロナ禍の一言やカジュアルな例文まとめ!
そこで、10月のあいさつ文にピッタリの例文を紹介します。
ビジネスの堅いフォーマルな文章ではなく、個人的に出す手紙にピッタリのカジュアルな例文を主にまとめます。
コロナ禍にも使える言葉も一緒にまとめるので、ぜひ参考にして素敵な手紙を書いてください。
また、11月のあいさつ文の文例は、以下の記事を参考にしてください。
>>【11月の挨拶文のおたより】カジュアルな書き出しから結びまとめ
10月の時候の挨拶の文章に使うおなじみのフレーズはない?
季節の手紙でイメージするのが、「暑中お見舞い申し上げます」のような時候の挨拶ですね。
ただ、10月には季節見舞いのフレーズがありません。
10月は秋だから「残暑お見舞い申し上げます」じゃないの?
こう思う人もいるかもしれません。
しかし、残暑見舞いは8月から遅くても9月上旬までに出すあいさつ文なんです。
10月に「残暑お見舞い申し上げます」と書いた手紙を出すと、常識がないと相手に思われてしまうリスクがあるので注意です。
残暑見舞いについての詳しいまとめは、以下を参考にしてください。
>>【残暑お見舞いの書き方】コロナ禍での例文は?メールもOK?
10月のあいさつ文でカジュアルな書き出しから結びまで文例まとめ
では、10月の挨拶文でカジュアルな書き方をまとめます。
ビジネスの場で使うフォーマルな文章ではなく、親しい友人に個人で使える挨拶や例文です。
堅苦しくないので、友達だけでなく親類にも気軽に使えますよ。
10月のカジュアルなあいさつ文での書き出し一覧まとめ
10月のあいさつ文の手紙に使う書き出しの例文をまとめます。
「秋も深まってまいりましたが」のようにシンプルな文章もいいですが、以下のようにちょっと凝った文章もいいでしょう。
- 天高く馬肥ゆる秋の季節となりましたが お元気でしょうか
- 黄金色の稲穂が見られる実りの秋になりました
- 夜の虫の声に秋の深まりを感じる時期となりました
- こちらの野山もすっかり色づき始めました
- 秋晴れのさわやかな季節となってきました
- 芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋・・・どんな秋をお過ごしでしょうか
10月は、体感として秋の真っただ中のイメージです。
そのため、秋を感じさせるフレーズや秋ならではの季語や言葉を使うのがよいですね。
書き出しから、秋をしっかり感じてもらうことが季節の挨拶のポイントです。
また、あくまで本文がメインなので、書き出しは長くなりすぎないように注意です。
本文は自分の近況報告やお礼を書く
本文では、自分自身の近況報告がメインになります。
自分自身が元気であることを伝えるとともに、言っておかなければいけない変化や予定があればそれも書きましょう。
また、先にあいさつ文をもらっていた場合は、本文できちんとお礼の言葉を書くといいですよ。
10月のカジュアルなあいさつ文での結びの言葉の一覧まとめ
書き出し、本文と続いたら、最後に締めとなる結びの言葉です。
10月のあいさつ文の締めの言葉には、以下のような例文があります。
- 急に肌寒くなってきましたので お体ご自愛ください
- スポーツの秋 機会があればまた一緒にゴルフに行きましょう
- 皆様の実りの秋のようなご活躍を祈っております
気温が下がってきた秋の季節らしく相手の体への気遣い、また秋のフレーズを使った締めの言葉がピッタリですね。
また、締めの言葉のあとに「2021年10月」のように日付を入れておくのもおすすめです。
10月初旬・中旬・下旬ごとにまとめ!季語で冒頭に添える言葉
カジュアルな書き方のあいさつ文の中にも、ちょっと手紙っぽい言葉を入れたくなることもあるでしょう。
そのときは、時候の挨拶っぽく「○○の候」という言葉を入れると効果的です。
月の上旬・中旬・下旬で使える言葉が変わってくるので注意してください。
時期によって、以下のように使い分けてください。
10月全般
- 仲秋の候
- 清秋の候
- 秋冷の候
10月初旬~中旬
- 秋冷の候
- 秋涼の候
- 秋雨の候
10月中旬~下旬
- 紅葉の候
- 錦秋の候
手紙の書き出しに1つ添えるだけで、季節感がグ~ンとアップする内容になりますよ。
挨拶文にコロナ禍のことを書いて良い?文例はどう書けばOK?
2020年からは、世界がコロナ禍となりました。
デリケートな問題で、手紙や挨拶文でコロナについて書いていいのか悩むケースもあるでしょう。
結論から言うと、コロナ禍について必要以上に心配することはありません。
相手方が、コロナで大変な思いをしている状況であれば触れない方がいいパターンもありますが、そうでなければ書いて失礼になることはないです。
むしろ、相手方の体や健康を気遣う文面にさりげなくコロナのことを書くのは悪いことではありません。
「コロナ禍がまだまだ収束しませんが、お互いに感染防止対策と健康管理に気をつけましょう」くらいの一文は添えてOKですよ。
コロナだからと意識しすぎず、相手の健康を気遣う気持ちがあれば十分です。
【まとめ】秋のあいさつ文に書くべき大事な2つのポイント
10月のあいさつ文の書き出しから結びの言葉までの書き方について解説しました。
9月や11月のあいさつ文の手紙にも共通しますが、秋のあいさつ文で大切なポイントは以下の2つです。
- 相手への体への気遣い
- 季節感
この2つをちゃんと手紙の文章の中に入れるようにしましょう。
それだけで、秋のあいさつ文の基本はしっかりおさえられています。
あとは、近況報告などを書いていけばOKです。
あいさつの文章だからとあまり堅苦しく考えずに、親しい人にしっかり秋の季節と気持ちを届けましょう。
この小さな気持ちで、よい人間関係を築くことができますよ。
11月のあいさつ文の文例は、以下の記事を参考にしてください。
>>【11月の挨拶文のおたより】カジュアルな書き出しから結びまとめ