野口聡一さんがクルードラゴンでISSに滞在!きぼうでの実験内容は?

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国際宇宙ステーション ニュース

宇宙飛行士の野口聡一さんが、アメリカの民間宇宙開発企業スペースX社のクルードラゴン宇宙船「レジリエンス」に搭乗してISS(国際宇宙ステーション)に向かいます。

 

フロリダ州にある、NASAのケネディ宇宙センターから打ち上げられる宇宙船「レジリエンス」に搭乗し、「ファルコン9」ロケットでISSに行くんです

 

ケネディ宇宙センターの現地時間(アメリカ東部標準時間)の2020年11月14日午後7時49分(日本時間では11月15日の午前9時49分)に打ち上げられます。

→天候不良のため、現地時間の15日午後7時27分(日本時間の16日午前9時27分)に延期になりました

 

当初は2020年10月31日(日本時間)の予定でしたが、ファルコン9ロケットに不具合が見つかったために打ち上げ延期となり、ついに打ち上げ実現となります。

 

今回の搭乗ミッションに任命された日本人宇宙飛行士の野口さんの現在までの経歴、そして今回のISSでの実験内容や目的についてまとめます。

 

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野口聡一さんの経歴がすごい!茅ヶ崎市出身で東大卒の宇宙飛行士!

野口聡一さんのプロフィールはこちら。

  • 生年月日:1965年4月15日生まれ(クルードラゴン打ち上げ時の年齢:55歳)
  • 出身地:神奈川県横浜市生まれで茅ヶ崎市出身
  • 身長:180cm
  • 最終学歴:東京大学大学院工学系研究科航空学専攻修士課程修了

 

野口さんは、中学高校時代は地元の茅ヶ崎市立浜須賀中学校と茅ヶ崎北陵高等学校に通い、東京大学の工学部航空学科に進学します

東京大学では、大学院工学系研究科航空学専攻にも進学して修士課程を修了しました

 

大学院を卒業後は石川島播磨重工業(現・IHI)に就職し、航空技術者として超音速旅客機のエンジン開発の仕事をしていたんです。

仕事をしながら、1996年(平成8年)に当時の日本の宇宙開発事業団である「NASDA」(現在の宇宙航空研究開発機構「JAXA」)の募集に応募しました。

 

結果、572人の受験者の中から見事に宇宙飛行士候補者に選定されました。

そして、2005年(平成17年)7月26日に打ち上げられたスペースシャトル「ディスカバリー号」に搭乗して初めて宇宙へ旅立ちました

 

2014年には、アジア人で初めて宇宙探検家協会(ASE)の会長に就任した、日本を代表する宇宙飛行士です。

 

宇宙飛行士に興味を持ったきっかけは、高校生のときの1981年にスペースシャトル「コロンビア号」の世界初の打ち上げをテレビで見たことだそうです。

 

宇宙船「ソユーズ」でISSに長期滞在!ツイッターやテレビで中継した!

2005年に続き、2009年には2回目の宇宙滞在を実現します。

JAXAからISS長期滞在クルーに任命され、若田光一さん以来の日本人飛行士2人目のISS長期滞在を実現しました。

 

ロシアの宇宙船「ソユーズ」に搭乗してISSに向かい、ISSの日本の実験棟「きぼう」のメンテナンスといろいろな実験を行いました。

 

そのときの実験の様子を、インターネットやTwitterで地上に見せてくれたんです。

フジテレビのバラエティ番組「SMAP×SMAP」に、宇宙からの生中継で出演したりもしたんですよ

 

宇宙での実験を身近に感じさせてくれる試みは、とても素晴らしいですよね。

子供だけでなく、大人にも楽しめる宇宙の世界にしてくれる宇宙飛行士と言えます。

 

野口聡一さんは妻と3人の娘さんの5人家族でアメリカのヒューストンに暮らしている

日本を代表する宇宙飛行士の野口聡一さんは、現在アメリカのヒューストンで奥さんと娘さんの家族で暮らしています。

 

妻の美和さんは高校の同級生で、高校時代からずっと交際して結婚したそうです。

高校生からお付き合いして結婚っていいですね。

 

奥さんとの間には3人の娘さんがいて、5人家族でアメリカのテキサス州ヒューストンに暮らしています

野口さんのご家族の奥さんと娘さんは一般の人なので、個人情報は一切あかされていません。

 

野口聡一さんは名言や格言も数多く話題!代表的な言葉をまとめ

野口さんは、インタビューや取材で話す言葉が名言・格言と話題になることが多いです。

名言と言われる言葉をいくつかまとめますね。

 

未知の領域を知りたいというのは生物の本能で、宇宙開発もその途上にあるものだと思います

 

大きな夢というのは実現するまでに、すごく多くの時間がかかることがあります。このロケットも50年前に初めて打ち上げられてから、ずいぶん長い時間をかけて宇宙ステーションにきたわけですが、みなさんの夢も長い時間をかけて、いつか実現するように祈っています

 

宇宙飛行をして外から地球を見ると言う経験は人を変えずにはいられない。なにしろ生まれて以来見てきた全ての人々、全ての生命、全ての景色、全ての出来事は、目の前にある球体で起きたことなのだから

 

どの言葉も、宇宙に行った経験があるからこそ語ることができる言葉で、とても深い意味を感じさせられますね

野口さんは、言葉の選び方がとても上手な性格のイメージを持ちます。

 

 

今回の打ち上げ前の会見でも、大人気マンガ「鬼滅の刃」の有名セリフを使っています

「日本で応援してくださっている大切な皆さんのためにもこのミッションをお届けしたい。このミッションが日本のみなさまに、夢と希望と感動を分かち合えるように全集中で頑張りたい。行って来ます」

 

野口さんは、インパクトのある言葉を使うことで、みんなに印象的になり心に残るように話しているんじゃないでしょうか

 

野口聡一さんの国際宇宙ステーションでの滞在期間や実験予定は?

野口聡一さんの3回目となる今回の搭乗ミッションは、ISSに半年間の宇宙滞在の予定です。

現在まで2回の合計の宇宙滞在期間は177日なので、今回の半年の滞在は今までの2回の合計以上の期間になります

 

それくらいの長期滞在を必要とする、大きなプロジェクトなんですね。

 

具体的な内容としては、ISSの日本実験棟「きぼう」で人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った実験を行うと発表されています

iPS細胞と言えば、京都大学の山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を受賞したことで有名な細胞ですね。

 

ISSでの日本の実験棟「きぼう」での実験では、ヒトのiPS細胞から作った肝臓のもとになる「肝芽(かんが)」を、大きな血管と一緒に専用の装置で培養するそうです。

これまでの研究では重力が小さいと細胞が集まりやすいとされており、宇宙空間で本当に血管のまわりに細胞が集まるかどうかを観察するのが実験目的になります

 

宇宙空間での培養実験をするために、半年という長い滞在期間が必要になるんでしょう

 

もし、本当に重力が関係することが確認できれば、iPS細胞による再生医療研究が大きく前進することになりますね。

 

ISSからのライブ中継やiPS細胞の培養実験の成功などに期待!

スペースX社のクルードラゴン宇宙船でISS(国際宇宙ステーション)に行って半年も滞在する、野口聡一さんの経歴やISSでの滞在予定や実験についてまとめました。

 

今回のISSでの宇宙滞在でも、野口さんは宇宙からの中継でTwitterやテレビ番組でおもしろい実験や映像を見せてくれると思います

スマスマのようなテレビ番組にまた中継で出演するかもしれないので、それも楽しみですね。

 

もちろん、iPS細胞の培養実験の結果もとても楽しみです。

世界がコロナ禍で大変な中で、再生医療の大きな進歩を聞けるのは大きな希望になりますね

 

将来の医学の大きな一歩になるかもしれないので、ぜひ良い結果が出てくれることを願います。

 

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