はやぶさ2のカプセルが帰還!次のミッション予定やスケジュールは?

きぼうニュース

2020年12月6日に、日本のJAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウ(Ryugu)から帰還し、サンプルの入ったカプセルの分離に成功したニュースが届きました。

いつ帰還するかドキドキして待っていましたが、無事に帰還できてよかったです。

 

分離されたカプセルは、パラシュートでオーストラリアのウーメラ砂漠に落とされ、落ちたカプセルは無事に発見されて回収されました

果たして、サンプルカプセルの中のサンプルからどんな結果が導き出されるのか、すごくワクワクしますね。

 

ここで、はやぶさ2の現在までの活躍やこれからのプロジェクトスケジュール、そしてカプセルの中身がどうなるのかの予定などをまとめます。

 

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はやぶさ2とは日本が開発した小惑星探査機!先代の初号機も大活躍

はやぶさ2は、日本の宇宙航空研究開発機構 (JAXA) で開発された小惑星探査機です。

「小惑星探査機」という名前からわかる通り、宇宙の小惑星を探査することが目的の機械になります

 

小惑星に着陸して観察・探査するだけでなく、その天体の砂や岩石などを採取して地球へ持ち帰ってくることができるわけです。

地球以外の星に存在するものを持ってきてくれるわけですから、まさに宇宙のロマンですよね。

 

初号機の実験機「はやぶさ」は小惑星イトカワから帰還!世界初の偉業!

「はやぶさ2」という名前でわかるように、はやぶさ2は2号機の探査機になります。

先代にあたる初代の「はやぶさ」もちゃんとありました。

 

初号機の「初代はやぶさ」は、JAXAの宇宙科学研究所(ISAS)が打ち上げた小惑星探査機です

1990年代に打ち上げられた衛星の「ひてん」「はるか」の後継機となる実験機になり、2003年にアポロ群の小惑星イトカワに向けて打ち上げられました。

 

打ち上げられた初代はやぶさは、2005年の夏に小惑星イトカワに無事に到着したあと、サンプルを採取して2010年に地球に無事に帰還しました

実験機でありながら、地球重力の圏外にある天体からサンプルの物質を持ち帰って来るという世界初の偉業を成し遂げたんです。

 

「はやぶさ2」は先代のイオンエンジンなどを改良して開発された!

「初代はやぶさ」の成功を踏まえて、「はやぶさ2」のプロジェクトがJAXAで始まり、今回のはやぶさ2の打ち上げから帰還までのスケジュール成功につながりました。

 

はやぶさ初号機がイトカワから帰還して持ち帰ってきたサンプルにもいろいろ新しい発見があったでしょうけど、初号機はあくまで実験機です。

初代はやぶさの打ち上げは、今回の「はやぶさ2プロジェクト」で小惑星リュウグウからサンプルを持ち帰るのを成功させるための実験の意味でもあったんです

 

そのため、2号機は先代の「実験機」と基本設計は同じものの、いろいろな部分を改良した「実用機」になっています

アンテナの形状を変えたり、イオンエンジンのパワーをアップさせたり、肝となるサンプル採集の方法も大幅に変えてあるんです。

 

初代のはやぶさの活躍があったからこそ、今回のはやぶさ2のリュウグウからのサンプルリターンの成功につながっているわけですね。

 

はやぶさ2の打ち上げは6年前!目的はリュウグウのサンプル採取

はやぶさ2は、2014年12月3日に種子島宇宙センター大型ロケット発射場からH-IIAロケット26号機で打ち上げられました。

小惑星イトカワと同じアポロ群にある小惑星リュウグウが目的地です。

 

打ち上げ後は2億8000万kmもの距離を時速41760kmの速度で飛び続け、2019年に小惑星リュウグウに着地成功しました

そしてリュウグウでのサンプルの採取と観測を終え、2020年12月に帰還を果たしました。

 

小惑星リュウグウとはどんな天体?イトカワとの違いを比較

はやぶさ2が行ってきた小惑星リュウグウとは、いったいどんな天体なんでしょうか?

 

リュウグウは太陽系の小惑星で、1999年5月10日にアメリカのLINEARプロジェクトによって発見されました。

意外とそんなに昔ではなく、最近の発見なんですね。

 

小惑星リュウグウは地球と同じように太陽の周りを公転していて、地球と火星の間を回る軌道です

 

公転周期はおよそ1.3年と地球よりも長い時間で太陽の周りをまわっていますが、自転周期はおよそ7.6時間で地球の3倍も早いんです

つまり、4時間弱で昼と夜が切り替わるという、目まぐるしい1日が過ぎていく環境になります。

 

初代ハヤブサが行ってきた小惑星イトカワも、リュウグウと同じような軌道で太陽の周りを公転していますが、リュウグウとの大きな違いは大きさや成分です。

 

イトカワの大きさは直径が535mに対し、リュウグウはおよそ900mと2倍くらいの大きさの黒っぽい球形の天体です。

さらに、イトカワは岩石質の天体(S型小惑星)で、リュウグウは有機物(炭素を含む化合物)や水を多く含むC型小惑星になります。

 

つまり、リュウグウのほうが大きさが2倍近く大きく、水や有機物が存在している天体というわけです

 

 

ちなみに、イトカワとリュウグウでは名付け方の違いもあります。

イトカワは人名から名付けられたのに対し、リュウグウはインターネットやはがきによる一般公募で名称が決まりました。

 

小惑星イトカワもリュウグウと同じアメリカのLINEARプロジェクトが1998年に発見した天体です。

しかし、日本の初代はやぶさの目的地となったことから、日本のロケット開発の父と呼ばれる糸川英夫氏の名前をとって「イトカワ」と命名されました。

 

有機物や水を多く含むリュウグウのサンプル解析で生命誕生の謎が解明か?

岩石質の小惑星イトカワと違って、水そして炭素を含む化合物である有機物が存在する小惑星リュウグウは、地球とよく似た性質の天体です。

 

小惑星リュウグウには地球と同じように水や有機物が存在していて、太陽の周りを公転している条件も地球と似ています

公転軌道も、地球と火星の間なのでそこまで大きくは違いません。

 

つまり、地球と似た条件をいくつも持っている小惑星リュウグウのサンプルを解析すれば、地球での生命誕生のなぞを解くカギが得られるかもしれないんです

地球生命のはじまりが詳しくわかる日が、そう遠くない未来にやってくるかもしれません。

 

はやぶさ2が持ち帰ってきたサンプルの調査や解析の結果に大注目ですね。

 

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はやぶさ2は次はいつ帰還する?今後のスケジュールの予定は?

小惑星リュウグウから帰還した「はやぶさ2」は、大気圏に突入してサンプルの入ったカプセルを分離させました。

しかし、本体は地球には着地していません。

 

はやぶさ2は、カプセルを帰還させた後に次の目的地へ向かいます

次に向かう天体は、未知の天体「小惑星1998 KY26」です

 

小惑星1998 KY26は、直径およそ30mで小惑星リュウグウよりはるかに小さいです。

さらに、およそ11分で自転するので、5分おきに昼と夜が入れ替わる世界の星になります。

 

大きさがとても小さく自転周期が早い天体なので、リュウグウよりも着地が難しくなりますが、ぜひ成功を願いたいですね。

 

小惑星1998 KY26に接近探査するミッションにはやぶさ2が挑むのは、2031年7月の予定になっています

なんと、今から10年以上も先のことです。

 

地球に再び帰還する時期は、2031年よりもさらにあとの予定になるでしょう。

 

宇宙開発のスケジュールには、すごく長い未来を見据えて計画されているんですね。

2031年のはやぶさ2の活躍を、首を長くして待つことにしましょう。

 

宇宙から玉手箱を持ち帰ったはやぶさ2!次の偉業にも期待!

小惑星リュウグウから帰還したはやぶさ2についてまとめました。

 

はやぶさ2がリュウグウから無事にサンプルリターンしたことは、人類の宇宙開発の歴史の大きな一歩です

生命誕生の謎が解明されるかもしれない、とても大きな偉業になるかもしれません。

 

そして、はやぶさ2は次のミッションに早くも挑んでいます。

小惑星リュウグウから地球に帰還してサンプルのカプセルを分離させ、そのまま再出発して10年以上の年月をかけて次の目的地「小惑星1998 KY26」に向かいます

 

2031年に、はやぶさ2が再び偉業を見せてくれることに期待大です。

 

宇宙飛行士・野口聡一さんのISSでの実験と同様に、人類による宇宙での挑戦はこの先もまだまだ続いていきます。

野口聡一さんの宇宙実験の詳細は「野口聡一さんがクルードラゴンでISSに滞在!きぼうでの実験内容は?」の記事をどうぞ↓↓↓

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