細川ガラシャを演じた歴代女優は？大河「麒麟がくる」の芦田愛菜にも期待！

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細川忠興と細川ガラシャ 俳優・女優

NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」で、新しい登場人物として芦田愛菜が細川ガラシャ役で出演することが発表されました。

 

細川ガラシャは、激動の戦国時代と安土桃山時代での壮絶な人生を生きたお姫様として知られています。

家系もすごいし、その生涯もすごいです。

 

日本史や戦国が好きな人なら、必ず知っていると言ってもいいくらいの存在の女性です。

 

細川ガラシャの経歴や、今まで登場してきたドラマ作品、そしてガラシャ役として熱演を見せてくれた女優さんたちをまとめます。

 

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細川ガラシャとはどんな女性？夫や父親などがすごい家系図！

細川ガラシャのプロフィールはこちら。

細川ガラシャの経歴

  • 別名：明智玉（珠）、明智玉子（珠子）、秀林院
  • 生年月日： 永禄6年（1563年）、月日不明
  • 死没： 慶長5年7月17日（1600年8月25日）、没年齢：36歳か37歳
  • 出身地：越前国（現在の福井県）

今から400年以上も昔の1563年の戦国時代に、戦国武将の明智光秀と妻の煕子との間に生まれました。

三女と言われていますが、次女という説もあります。

 

生まれたころの幼名は、「明智玉（珠）」または「明智玉子（珠子）」です。

 

天正6年（1578年）8月に、父親の明智光秀の主君にあたる織田信長の発案で細川藤孝の嫡男の細川忠興に嫁いで正室となりました。

2人の間には、長女のおちょうや長男の忠隆など3男2女が生まれています。

 

ガラシャの父親の明智光秀は、本能寺の変で織田信長を討ったことなどでもとても有名な戦国武将ですが、夫の細川忠興もすごい戦国武将なんです。

豊前国（現在の福岡県）の小倉藩の初代藩主や、肥後国（現在の熊本県）の細川家初代になるなどの力を持った戦国武将でした。

 

天下分け目の戦いである関ケ原の戦いでは、徳川家康の率いる東軍に属して戦い、敵の首を136もとったほどの強い武将です。

 

一般的に、細川ガラシャは「明智光秀の娘」や「細川忠興の妻」としての存在でよく知られていますね。

 

ちなみに、細川ガラシャの子孫の1人には、政治家であり第79代内閣総理大臣でもある細川護熙（ほそかわもりひろ）氏がいます。

肥後熊本藩主の子孫で、肥後細川家の第18代当主です。

 

ただ、家系図では間に養子を経ているので、光秀とガラシャの子孫ではないと言われることもあります。

 

とても美人の女性で「絶世の美女」と呼ばれていた？

細川ガラシャは、かなりの美人さんで「絶世の美女」や「戦国一の才色兼備」とまで呼ばれていたと言われています。

 

戦国時代ですから、当然のことながら写真はなく肖像画でしか顔は残っていません。

肖像画は実物より美しく描かれている可能性はありますが、ガラシャが美人だったことのエピソードがいくつかあります。

 

織田信長が「人形のように可愛い夫婦だ」と褒めていたそうです。

まぁ、信長は細川忠興の主君なので褒めるかもしれませんが、豊臣秀吉もガラシャの美貌には大変驚いたと「細川家記」に書いてあります。

 

また、夫の忠興は嫉妬のあまり結婚生活の間にはガラシャに敷地外に出ることを禁じたり、ガラシャに近づいた男を殺してしまったという逸話もあるんだとか。

これは、ガラシャの美貌ではなく忠興が束縛なだけではないかという考え方もありそうですが・・・

 

とにかく、細川ガラシャは美人であることを物語るエピソードがいくつもあるんですね。

 

本能寺の変や山崎の戦いのあとにキリシタンとなり幽閉生活となった

細川ガラシャは、「明智玉（珠）」「明智玉子（珠子）」という名前でしたが、細川忠興の妻となって細川姓となり、さらに「ガラシャ」という名前に改名します。

「ガラシャ」というカタカナの名前は、戦国時代の日本では珍しいですよね。

 

この「ガラシャ」という名前は、キリスト教の洗礼名になります。

細川ガラシャはキリシタンだったんです。

 

天正10年（1582年）に、あの本能寺の変と山崎の戦によって、明智光秀は主君の織田信長を裏切って秀吉に倒された謀反人となってしまいます。

その娘であるガラシャも、当然ただではすみません。

 

そのため、夫の忠興は彼女を京都に隠し、幽閉生活を送ったんです。

 

その後、秀吉の取り成しもあったこともあり、忠興はガラシャを細川家の大坂屋敷に戻して監視する生活に変わりました。

隠れる幽閉生活からは脱することができたものの、夫の監視を受ける生活になってしまいます。

 

あるとき、夫の忠興が九州へ出陣して留守にしている間、ガラシャは身を隠しつつ教会に行きます。

そこから教会とのやり取りや自宅での書物の読書で信仰を続け、マリアから密かに洗礼を受ける形で「ガラシャ」という洗礼名を受けました。

 

「ガラシャ」という洗礼名は、ラテン語で「神の恵み」という意味になります。

 

ただ、当時は豊臣秀吉によって「バテレン追放令」が出されていた時代です。

洗礼を受けるには、相当な覚悟があったことでしょう。

（夫の忠興は、洗礼を知ったときに大激怒したそうです）

 

細川ガラシャの辞世の句が有名！墓は大阪の崇禅寺にある

明智光秀の娘として生まれ、戦国武将の細川忠興の正室となり、洗礼を受けてキリシタンとなった細川ガラシャです。

その生涯の最期の死も壮絶なものでした。

 

1600年、夫の忠興が徳川家康に従て上杉征伐に出陣している間、石田三成はガラシャを人質に取ろうとして使者を屋敷に向かわせます。

しかし、ガラシャは人質になることを拒否。

 

石田三成はあきらめず、翌日に実力行使をして兵で細川の屋敷を囲んだんです。

この状況を受け、ガラシャは自ら死を選択します。

 

しかし、キリスト教では自殺は禁じられているため、家老の小笠原少斎が介錯する形で自害しました。

 

細川ガラシャは、「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ 」という辞世の句を詠んでいます。

「散るべきときを知っているからこそ花は美しい。私も人としてそうありたい」という意味です。

 

まさに、ガラシャにとって死を選択して散るときだったのでしょう。

ガラシャの眠るお墓は、ゆかりの地である大阪府の崇禅寺にあります。

 

壮絶な障害と最期を遂げた戦国時代の美女、それが細川ガラシャだったんですね。

 

細川ガラシャは「真田丸」などにも登場！歴代キャストの女優は誰？

壮絶な人生を送って生涯を閉じた美女の細川ガラシャは、今までに数々の作品に登場しています。

 

今までにどんな作品に登場して、どんな女優さんたちが細川ガラシャ役を演じてきたのでしょうか？

 

2016年の大河ドラマ「真田丸」では橋本マナミが細川ガラシャを演じた！

2020年から一番近い年に放送されたNHK大河ドラマでは、2016年の「真田丸」に細川ガラシャが登場しています。

「真田丸」では、女優の橋本マナミが細川ガラシャ役として出演しました。

 

とても美しい女性のガラシャ役にピッタリの女優さんですね。

 

NHK大河ドラマの過去作品に何度も登場した！有名女優さんたちが好演！

2016年以前のNHK大河ドラマでも、細川ガラシャはたくさんの作品に出てきています。

 

もちろん、大河以外でも映画やドラマ作品にいくつも登場していますが、大河だけでもこんなにたくさんの登場作品があります。

細川ガラシャを歴代の大河ドラマで演じた女優の一覧まとめ

  • 林寛子：国盗り物語（1973年）
  • 島田陽子：黄金の日日（1978年）
  • 岡まゆみ：おんな太閤記（1981年）
  • 丸尾りえ：徳川家康（1983年）
  • 信長 KING OF ZIPANGU（1992年）
  • 田村英里子：秀吉（1996年）
  • 鈴木京香：葵 徳川三代（2000年）
  • 中西夏奈子：利家とまつ〜加賀百万石物語〜（2002年）
  • 長谷川京子：功名が辻（2006年）
  • ミムラ：江〜姫たちの戦国〜（2011年）
  • 橋本マナミ：真田丸（2016年）
  • 芦田愛菜：麒麟がくる（2020年）

 

NHK大河ドラマ以外の映画やドラマ作品でも、八千草薫や池内淳子や戸田菜穂などのそうそうたる女優さんたちが演じています。

決して主役ではないものの、重要な存在を見せる細川ガラシャです。

 

映像ではなく小説の作品だと、三浦綾子の「細川ガラシャ夫人」など、ガラシャを主題にした作品はいくつもあります。

 

2020年の舞台「刀剣乱舞」でも細川ガラシャが登場！七海ひろきが演じた！

今年の2020年には、NHK大河ドラマのほかにも舞台「刀剣乱舞」でも細川ガラシャが登場しています。

演じたのは、元宝塚歌劇団の星組の男役スターである七海ひろきです。

 

ガラシャは、映像作品でない舞台でもその存在を見せる美女なんですね。

 

細川ガラシャ役の芦田愛菜にも注目！歴代女優に負けない演技に期待！

細川ガラシャの壮絶な生涯、そしてガラシャを演じた女優さんたちについてまとめました。

 

2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」は、新型コロナウイルスの影響で撮影の中断が続きました。

歴代のNHK大河ドラマでは初めての放送の長期休止がありましたが、ここで再開と新キャラの発表もあって、また盛り上がりを見せようとしています。

 

何より、戦国武将の姫としての知名度が抜群で、今までにたくさんの作品に登場してきた細川ガラシャが「麒麟がくる」でも登場することには注目です。

さらに、細川ガラシャ役が新進気鋭の女優さんである芦田愛菜であることも大注目です。

 

はたして、芦田愛菜が演じる細川ガラシャはどんな女性像になるのか？

細川ガラシャ役として、どんな見事な芝居を見せてくれるのか？

 

今から放送が待ち遠しいですね！

 

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