成人の日が祝日になった理由はなぜ?成人式の意味や由来もまとめ!

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成人式 祝日・行事

1月の祝日と言えば、元日と成人の日です。

元日は年末年始の休みの中に入っているので、祝日で休みというイメージが薄らいでしまうときがありますが、成人の日は祝日で休みのイメージが強いでしょう。

 

成人の日は1年のはじめの1月の祝日であり、成人式という盛大なイベントが日本全国で行われるので、印象が強い祝日の1つと言えますね。

ちょっと外へ出てみると、きれいな晴れ着で歩いている新成人をたくさん見かけたり、夕方のニュース番組で各地の成人式の様子が放送されるのは毎年お馴染みの光景です

 

そんな新成人をお祝いする成人の日ですが、ハッピーマンデーに変わったこともあって、何月何日なのか毎年確認する人も少なくないでしょう

また、成人式のために振袖やスーツに身を包んだ新成人を毎年のように近所やテレビで目にしているのに、成人式をする意味や由来をちゃんと知らない人も多いでしょう

 

そこで、成人の日の意味や祝日の休みの日になった歴史、また成人式を開催するようになった意外な由来まで詳しくまとめて解説します。

 

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成人の日は2021年はいつ?休みの日はハッピーマンデーで毎年変わる

現在の成人の日は、ハッピーマンデー制度によって「毎年1月の第2月曜日」と決められています。

 

そのため、1月1日の元日が月曜日だった場合は1月8日の最も早い日付で成人の日が来ることになります。

最も遅い日にちのケースは、元日が火曜日の場合で1月14日が成人の日になります。

 

つまり、成人の日は毎年必ず1月8日~14日の間の月曜日になるわけです

これを覚えておくと、成人の日がわかりやすくなりますよ。

 

ちなみに、次の2021年(令和3年)の成人の日は、1月11日の月曜日になります

 

ハッピーマンデーが始まったのは2000年からで、1999年までは成人の日は毎年1月15日と決まっていました

そのため、水曜日だったり土曜日だったり曜日は毎年バラバラでした。

 

成人の日が1月15日に決められた由来と理由は?

成人の日が1月15日の祝日の日と決められたのは、1948年(昭和23年)のことです。

1948年7月20日に公布・施行された「国民の祝日に関する法律(祝日法)」によって、1月15日が成人の日の祝日となったんです

 

1948年7月20日に法律が公布・施行されたため、日本初の成人の日は翌年の1949年1月15日でした。

 

1月15日が成人の日と決められた理由は、奈良時代以降の時代に成人になったことを示す儀式である「元服の儀」が小正月である1月15日に行われていたからと言われています

つまり、簡単に言えば昔の時代に成人の儀式をしていた日が1月15日だったわけですね

 

ちなみに、元服の儀では冠を着ける慣習があり、「冠婚葬祭」の冠はこの元服の儀を意味しています。

 

ハッピーマンデーになっても、他の時期に成人式を開催する自治体も多い

2000年1月から成人の日の祝日がハッピーマンデー制度で月曜日になり、成人式に出席しやすくなりました。

特に、地方に帰省して地元の成人式に出席しやすくなったのが大きなメリットですね

 

さらに、成人式に参加しやすくなるように成人の日の前日の日曜日に成人式を開催する自治体も少なくありません。

土曜日に帰省や準備をして日曜日に成人式に参加、そして月曜日の祝日に地元から帰るというスケジュールが組めるわけですね。

 

しかし、豪雪地帯の地域では雪が多い1月の時期は避けて、ゴールデンウイークやお盆の時期に成人式をする自治体もあります

 

成人の日の祝日はあくまで1月の第2月曜日でも、成人式の開催日は各自治体ごとに違うんです。

 

また、2022年(令和4年)の4月1日から民法改正によって、成人する年齢が20歳から18歳に引き下げられますが、成人式の対象年齢は変わらず20歳のままとする自治体が多いようです。

 

成人の日に成人式のイベントをする由来は埼玉県の蕨市だった!

成人の日のイベントとして欠かせないのが成人式ですが、この成人式のルーツは埼玉県蕨市にあったんです。

埼玉県蕨市は、「日本一面積が狭い市」「人口密度が日本で最も高い市」などの日本一を持っている市ですが、実は成人式の発祥の地でもあるんですよ

 

埼玉県蕨市の成人式の由来は、戦後すぐの1946年(昭和21年)11月22日になります。

 

日本が戦争で敗戦した翌年である当時に、次世代を担う青年たちに明るい希望を持たせて励ますために蕨市で開催された「青年祭」がはじまりなんです

この青年祭は11月22日から24日まで3日間かけて開催され、プログラムの1つとして青年祭の幕開けとして行われたのが「成年式」でした

 

この蕨市の青年祭や成年式が高く評価されたことにより、昭和23年の祝日法で「成人の日」が制定されたんです。

そのため、蕨市では成人式のことを今でも「成年式」と呼ぶんだとか

 

1つの町(当時は蕨町だった)で行われたイベントが、日本全国のイベントや祝日にまで発展したなんてビックリですよね。

それくらい、次世代の若者へのバトンタッチの気持ちは強いものなんだと強く感じさせられます。

 

成人の日は、子どもから大人に成長した自覚を持つための大切な日

成人の日と成人式の歴史や由来についてまとめました。

 

戦後直後の埼玉県蕨市(当時は埼玉県北足立郡蕨町)で開催された町のイベントをきっかけに、日本全国での催しとなった成人式や成人の日の祝日ができました

それだけ、若者たちに日本の未来を託したい気持ちはいつの時代も大きいんですね。

 

未来を担う新成人たちを祝おうという気持ちは、元服の儀の奈良時代から終戦直後の成人の日の制定を経て、現代までずっと受け継がれています。

 

おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」と、国民の祝日に関する法律の第二条で成人の日の説明として書かれています

この意味や趣旨を忘れずに、これからの時代も子どもから大人になったことを自覚して生きていく若い人たちを祝い続けていきたいですね。

 

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