英語が全くできないで社会人になってしまったけど、TOEICで良い点数を取れるようになりたい。
まず目指すべき目標点数と、おすすめの勉強法が知りたい!
こんな悩みや目標を持ったことがある人は、きっとたくさんいるはずです。
社会人になって、英語を勉強したくなってくるのって珍しくありません。
学校では全く興味が持てなかった英語だったけど、社会に出てから興味が出てきて勉強したくなってきた。
もしくは、ビジネス関係でどうしても英語が必要になったなんてケースもあるでしょう。
英語が全くできないレベルでは、何から始めるのがいいのかさえわからないものですが、まずTOEICで何点のスコアを目標にすべきなのかを説明します。
何から勉強を始めるべきなのかも解説するので、英語が全然できないことに引け目を感じずにぜひ読んでください。
TOEICに向けて、しっかりとした目標と勉強法がわかるようになりますよ。
TOEICのスコアの目安は?大学生や就職で自慢できるレベルは?
TOEIC超初心者がまずやることと言えば、TOEICについてしっかり知ることです!
今までTOEICを受けたことがないし、よく知らないという人は、まずTOEICのスコア(点数)のシステムや目安について知っておく必要があります。
まず、TOEICの満点は990点です。
リスニングが5~495点、リーディングが5~495
990点満点のTOEICで、それぞれの点数によって評価やレベル分けがなされているわけです。
就職やビジネスで求められるTOEICのスコアとは?
一般的に、就職の履歴書に書いてアピールポイントとなるのが600点以上と言われています。
TOEIC600点は英検2級程度と考えられており、上場企業の一般社員やキャビンアテンダントの採用基準とされているスコアです。
TOEICの平均点が600点弱(580~590点前後)であることから、600点以上のスコアは平均点以上でありアピールポイントとなる最初の基準点でもあります。
TOEICの初心者が最初にやるべきことの目標にすべきは400点
TOEICスコア600点が、アピールポイントの最初の基準と解説しました。
しかし、英語が全くできない人やTOEIC初心者は、いきなり600点はハードルが高いでしょう。
いきなり平均点以上を目指すことになるわけですから、初心者にしてはいきなりハードルが高くて挫折してしまうリスクもあります。
TOEICの勉強をこれから始める人は、ひとまず400点を最初の目標にしてください。
400点未満だと、どのスコアであろうとひとくくりに「低い」と判断されることも多いです。
(TOEIC470点のピンポイントを基準点とするケースもあります)
つまり、400点以上から100点ごとに判断が変わって来るのが一般的な評価なので、400点は最初の通過点として最適なポイントです。
ちなみに、TOEIC400点は英検準2級程度で「 高校中級程度」のレベルとされています。
高校中級レベルなら、英語が全くできない初心者でも目指せそうな気がしませんか?
TOEICは1年に10回の開催で、ほぼ毎月のように模試を開催しているので、焦り過ぎて目標を高く設定する必要は一切ありません。
焦らず自分のレベルとペースを考え、まずは400点のスコアを目指しましょう。
TOEIC400点台を達成した後、最終的には600点以上を目標にする
400点がまず最初の目標として達成できたら、そこで終わりにはせずに600点以上のスコアを次に目指しましょう。
ビジネスなど仕事面でアピールできる最低基準は600点なので、やはり最後は最低600点を目指さないと意味がありません。
社会人がTOEICを勉強して受ける目的はビジネスでのメリットなので、600点を達成しないとせっかくがんばって勉強した意味がなくなります。
もちろん、700点や800点と上をどんどん目指していくのが理想ではありますが、まずは最低でも600点を達成することを目指しましょう。
400点台から600点にスコアアップさせる勉強方法は、「TOEIC400点はヤバいって本当?400点から600点に上げる勉強法!」を参考にしてください。
TOEIC超初心者が使うべき参考書や本・教材のおすすめ5選
では、TOEICの目標スコアが決まったところで、初心者の人にも忙しい社会人にもおすすめの参考書を紹介します。
まずは400点を目指すというところで、基礎的だけどわかりやすい参考書を厳選しました。
600点以上をすでに取れている人には物足りないでしょうから、英語が苦手でTOEICの勉強をこれから始めるという人だけ使ってください。
①「世界一わかりやすいTOEICテストの英単語」
まず、英語初心者にとっては英単語の語彙力が大きな壁となります。
知らない単語が多くては、リーディングでもリスニングでもつまづいてしまいます。
「世界一わかりやすい TOEICテストの英単語」は、英語やTOEICの初心者でも始めやすい単語帳として人気です。
800語くらいで、そこまで多すぎないために初心者でも負担が少なく、TOEICに頻出の英単語を効率よく覚えることができますよ。
②「出るとこ集中10日間!TOEIC(R)テスト 文法編」
単語を勉強して語彙力を増やしたら、文法の勉強も必要になります。
文法は、リーディングやリスニングで文章の意味を理解するために役立つだけでなく、穴埋め問題では重要な要素となります。
TOEICでの文法を学習するのなら、「出るとこ集中10日間!TOEIC(R)テスト 文法編」が英語初心者におすすめです。
この参考書は、TOEICの問題のためのポイントについて詳しく説明されているので、TOEIC対策にはバッチリの教材です。
「読みやすい」「わかりやすい」と評判なので、まずTOEICで400点を目指すのなら買って損はないでしょう。
③「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2」
TOEICには、リーディングのほかにリスニング問題があります。
リスニングは、初心者には特にハードルが高くて学習が大変です。
そこで、おすすめするのが「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2」になります。
TOEICを受けたことがない、問題の形式をよく知らない、英語初心者の人をメインターゲットに作られています。
最初は聞き取るのが大変かもしれませんが、初心者向けにやさしい設問なので、何度も繰り返せばすぐに慣れますよ。
パート1(写真描写問題)とパート2(応答問題)の出題形式に対応していて、本番と同じ実践的な出題に慣れるメリットもあります。
パート3以降の出題形式がないのがデメリットではあります。
でも、初心者がはじめからいろいろと手を出すのは負担が大きいので、まずはここからリスニングに慣れていきましょう。
④はじめて受けるTOEIC(R)L&Rテスト全パート完全攻略
「はじめて受けるTOEIC(R)L&Rテスト全パート完全攻略」は、TOEICの全パートの出題をカバーした1冊になっています。
全200問の模試も入っているので、本番に備えての予行演習や時間配分などの練習もできるのが大きなメリットです。
本番の試験対策をしておくだけでスコアがアップするとも言われるくらいなので、本番の模試の形式に慣れておくことはとても大切です。
難易度が初心者にしてはちょっと高めですが、あくまで本番の形式に慣れるためと割り切って、難しいところはまだわからなくても仕方ないと思いましょう。
600点以上を目指すステップにもそのまま使えるので、将来を見据えて購入しても十分によいしょう。
⑤「スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース」
最後は本ではないですが、スマホアプリの「スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース」を紹介します。
テレビCMでもおなじみの英語学習アプリ「スタディサプリ」には、TOEIC対策コースがあるんです。
リーディングやリスニングを総合的に勉強することができますし、レベルごとに学ぶこともできるので、初心者でも安心して始められますよ。
スマホアプリなので自宅や移動中のスキマ時間にいつでも勉強できますし、1回3分から英語学習ができるシステムはスキマ時間の有効活用のメリットがもっと大きくなりますね。
>>【スタディサプリの評判は悪い?】TOEICコースのデメリットと口コミは?
TOEIC初心者が400点を目指す勉強法!目安の勉強時間と期間は?
TOEICの初心者でも安心の英語教材がわかったところで、次は英語の勉強方法について解説します。
中学英語の基礎をしっかり学ぶことに時間をかけておこう
400点台を目指す場合、まずは中学校の英語を一通りおさらいしてみましょう。
基礎ができていないと、その先のリスニングなどに挑戦してもちんぷんかんぷんになって進めないおそれがあります。
学校で習ったことを完全に忘れてしまっているほどであれば、中学英語の復習に1ヶ月くらいの時間をかけてもいいでしょう。
TOEIC400点を取るのに必要な時間の目安は225時間!焦る必要はない
TOEICで400点を取るのに必要な勉強時間の目安は、およそ225時間と言われています。
225時間というのは、1日1時間の勉強で225日でおよそ7ヶ月半の期間です。
1日平均3時間勉強した場合は、75日(2ヶ月半)かかります。
いずれにしても数ヶ月の期間を勉強に取り組んでいく必要があるので、最初の1ヶ月はじっくり中学英語をマスターするのに時間を使っていいでしょう。
それだけで400点の壁を超えられる可能性はかなり高くなりますよ。
400点台は高校中級レベルなので、中学校3年間の英語をマスターできていれば、かなり近づけますね。
焦って飛ばし過ぎずに、あなたのペースで着実にステップアップしていくことが大事ですよ。
英語が全くできない初心者でもTOEIC400点は意外とハードルが低い!
英語ができない初心者の社会人の人が、TOEICで400点のスコアを取るためのおすすめ教材と勉強方法についてまとめました。
TOEICを受けたことがないし、英語が全然できない英語初心者にとって、TOEICはすごく難しいことに思われるかもしれません。
しかし、400点のスコアなら高校中級レベルで、そこまでハードルが高すぎるレベルではありません。
まずは1つの基準となる400点台を目指し、その後にビジネスで評価を得られる600点以上を目指す、と少しずつステップアップしていきましょう。
TOEICを受ける目標を立てたあなたなら、400点から600点とステップアップしていくことがきっとできますよ。