英語の勉強って、「続かないでいつの間にかやめちゃって挫折」というパターンがなんと多いことでしょう。
社会人になって、あらためて英語を勉強したいと思い始めたり、キャリアアップのために英語の資格を取ると意気込んだりした。
勉強すると決心した初日は情熱にあふれかえっていたのに、いつの間にかやらない日がポツポツ出てきて、そのうち全くやらなくなってしまった。
こんな典型的な失敗の結果ばかりで、英語をマスターできる人ってなかなかいないんですよね。
ただ、英語の勉強を続けられない結果には必ず原因があります。
原因はいくつもありますが、自分自身に当てはまるものをしっかり見極めることで、挫折を避けやすくなります。
また、英語学習のモチベーションを保ちやすくなるコツや、続けやすいおすすめの勉強方法もまとめます。
英語の勉強を続けたいという大切な気持ちをなくさないために、ぜひ実践してください。
社会人の英語や英会話の学習が続かない5つの原因!
英語の勉強って、なぜなかなか続けられないのでしょうか?
人によっていろいろと理由や原因がありますが、よくある5つの原因をまとめます。
あなたにあてはまる原因はいくつあるでしょうか?
①英語ができなくても生活できてしまう環境だから
社会人の場合、普段から働いて給料をもらって生活しています。
本業が忙しくて時間がなかなか取れないという理由もあるかもしれませんが、それ以上に大きいのが「英語ができなくても、特に生活に困らない」という点です。
高校生や大学生なら、テストや試験があるので「やらなきゃやばい」という気持ちに少なからずなります。
しかし、社会人にとっては英語を勉強しないとまずいケースってほとんど出てきません。
このまま英語が話せないままでもクビになるわけでもないし、生活に支障が出るようなことはない。
だから、どうしてもほかより優先度が低くなってしまって、結局そのうちやらなくなってしまうんです。
②英語力がアップしていることを実感できていないから
勉強にしてもスポーツにしても、自分で効果が実感できるとやる気が出てきて継続できるものです。
しかし、効果が実感できないとなかなかやる気が出せないですよね。
TOEICなど英語のテストを定期的に受けているとか、日常で英会話をするなどの機会があればいいですが、そんな人はあまりいないでしょう。
「自分がどれだけ英語ができるようになっているのか」「本当に今の勉強法でいいのか」、こんな不安がわきあがってきてしまいます。
やってもやっても英語力がアップしている気がしない・・・
これでは、いずれ挫折してしまうリスクが大きいです。
③英語学習そのものが目的になってしまっているから
英語の勉強に限ったことではありませんが、勉強することそのものが自分自身の中で目的になってしまっているケースがあります。
あなたが英語を学ぶのを決意したのなら、英語力をつけた先に何かを成し遂げたい気持ちがあるはずです。
TOEICでも、海外旅行でも、仕事でも、何かしたいことがあるから英語学習を始めるわけです。
それなのに、いつの間にか英語を勉強することが日々の目的に変わっていませんか?
英語の勉強は、あくまで目的ではなく手段ですよ。
④具体的な目標や期限を決めていないから
英語の勉強にはその先の目的があるわけですが、その目的や目標が具体的にイメージできないとなかなかモチベーションを維持できません。
たとえば、「なんとなく英語ができるようになったらいいな」くらいの気持ちだと、どうしても緊急性や必要性に欠けてしまうので継続が難しいです。
また、期限が決まっていない目標も挫折するリスクが大きいです。
たとえ英語の勉強を続けられたとしても、期限が決まっていないことでダラダラと時間が過ぎていってしまう怖れがあるからです。
⑤英語学習が習慣化やスケジュール化されていないから
英語の勉強で成果を出すためには、なんといっても継続することがとても大切です。
継続するということは、ほぼ毎日のように取り組んでいくということです。
普段の生活で習慣化やスケジュール化をしていないと、「今日は疲れちゃったからいいや」なんて日がどうしてもポツポツ出てきてしまいます。
ただいまのあとの手洗い・うがいのように、習慣化は意外とバカになりません。
英語学習のモチベーションを保つための3つのコツ
英語学習が続かない原因をまとめましたが、あなたにもきっと思い当たるところがあったんじゃないでしょうか。
では、ここからは英語学習のモチベーションを保ちやすくするコツを3つまとめます。
①好きな勉強法や教材のジャンルから始めてみる
社会人が英語を勉強する場合、学生と大きく違う点は「自分でやり方やゴールを決められる」という点です。
試験日程や出題範囲が決まっているわけではないですし(TOEICを受けるなどの目的だったら別ですが)、自分の勉強法でできることが大きな違いです。
あなた自身が続けやすいやり方を自由に選んで継続していくことができます。
勉強と言うと、参考書や教材を買ってきて机に向かって必死に読み込んだり問題を解いたり、というイメージかもしれません。
でも、必ずしもそんなガチガチのスタイルの勉強方法でなくてもいいんです。
あなたの好きな勉強方法や教材のジャンルを選んで始めていいんです。
まずは続けることが大切だということを忘れないでください。
②目的と合わない勉強法を無理にやらなくてもよい
英語を勉強する人には、必ず最終ゴールの目的があります。
仕事で必要なスキルだから、TOEICの試験があるから、海外ドラマを字幕なしで見たいからなど、人によってさまざまな目的があるんです。
当然、それぞれの目的のために合う合わない勉強というのも存在します。
たとえば、海外のドラマや映画を字幕なしで見れるようにするのが目的なら、TOEICの過去問を必死になってやる必要はありません。
英語の参考書を読み込むよりも、ドラマや映画の動画を見るほうが効果的な勉強法だったりします。
それぞれの目的に合った効率的な勉強法というものがあり、合わない勉強法をなんでもかんでも無理にやる必要はありません。
無理したほうが、かえって挫折してしまいますよ。
③疲れてるときでも少しだけでいいので英語に触れてみる
社会人だと、どうしても本業で忙しかったり疲れてしまっていたりすることがあります。
そういうときは、少しだけでも英語に触れてそれで終わりにしましょう。
前日に勉強したところを簡単におさらいするとか、好きな洋楽を聴いてみるとか、Youtubeなどで英語の動画を見るとか・・・
毎日すこしでも英語に触れ続けていくことで、自然と日々の習慣となっていきますよ。
どうしても疲れていて勉強するのが無理でも、少しだけでも英語に触れればまた翌日に勉強しようという気持ちになりやすいものです。
英語の勉強法でおすすめはシャドーイング
結局はどんな勉強法であっても、挫折してしまう可能性はゼロではありません。
勉強というだけで大変なことですし、毎日の積み重ねが大事になるわけですからね。
そこで、おすすめの英語の勉強法が「シャドーイング」です。
シャドーイングとは、聴いた英語をそのまま発音する勉強法で、リスニングと発音(スピーキング)を同時に鍛えられる勉強法として注目されています。
初心者でももちろんできますし、あなたの好きな海外ドラマや映画を教材として使うことができるので楽しく続けやすい勉強法でもあります。
シャドーイングの効果的なやり方を知りたいなら、「英語の勉強法「シャドーイング」のやり方!初心者でも効果はある?」を読んでください。
社会人だからこそ英語の勉強の継続が大きな前進となっていく!
英語学習が続かない原因を5つまとめました
- 英語ができなくても生活できてしまう環境だから
- 英語力がアップしていることを実感できていないから
- 英語学習そのものが目的になってしまっているから
- 具体的な目標や期限を決めていないから
- 英語学習が習慣化やスケジュール化されていないから
モチベーションを復活させて維持させるコツは、こちらの3つです。
- あなたの好きな勉強法や教材のジャンルから始めてみる
- 目的と合わない勉強法を無理にする必要はない
- どうしても疲れてできないときは、少しだけでも英語に触れてみる
テストが控えている学生とは違って、社会人の立場は勉強する必要性になかなか迫られないことがデメリットです。
そのため、途中でやめてしまったり挫折してしまったりするのはある意味しかたのないことなのかもしれません。
だからこそ、毎日ずっと少しずつでも継続することで効果を出せば、それだけであなたは他の人と違って前進できていることになります。
まずは勉強を継続することを目標に、その先にあなたの目標に向かっていってください。