TOEICでどうしても600点が取れない!
勉強時間はどれくらい必要なの?
効率的なおすすめの勉強方法ってある?
TOEIC600点は、履歴書に書ける最低ラインとも言われていて、まず最初の壁とも言えます。
この壁をなかなか超えられない人や、超える自信がない人も多いです。
そこで、TOEIC600点台を取るために必要な勉強時間や、効果的な勉強法などをまとめます。
TOEIC600点は平均点レベル?!英検では何級くらい?
TOEIC公式サイトでは、600点台(470~730)のレベルと以下のように表現しています。
日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる
最低限の日常会話や簡単なビジネス英語はこなせるレベルということですね。
「流暢ではないが、カタコトからは脱している言葉で意思疎通ができる」と思えばいいでしょう。
また、TOEICで600点台は全体の平均点レベルです。
全体平均点は、610~620点だからです。
以前はTOEICの全体平均点は580点くらいでしたが、2020年から平均が620点までいくようになってきました。
おそらく、コロナ禍の影響で自宅で英語学習をする人が増え、TOEICの受験者が増えてレベルが底上げしたからと考えられます。
そのため、TOEICで600点を取るのは2019年以前と比較して難しくなっていると思った方がいいでしょう。
また、600点ギリギリでは平均点にちょっと足りなかったりします。
ちなみに、TOEICで600点台は英検レベルだと2級と準1級との間くらいのレベルとされています。
>>TOEIC600点はすごいレベル?大学生や社会人で使えるか解説
TOEICで600点を取る前に、400点をクリアできている?
「TOEICで600点が取れない!」と嘆く前に、あなたは実際に何点を取れていますか?
また、過去問形式の問題集を解いてみて、だいたい何点台くらいでしたか?
もし、あなたが400点も難しいのであれば、まずは400点のスコアを目標にしてください。
400点でも難しいのに、いきなり600点を目指すのは挫折する危険性もあるからです。
400点台は中学英語のレベルなので、英語が苦手な人や英語が全くできない初心者でも問題なく目指せるレベルですよ。
>>【英語が全くできない社会人向け】TOEICの勉強法と目標点数は?
TOEIC600点を取れる勉強時間は?社会人や大学生でも同じ?
TOEICで600点を取るには、どれくらいの勉強時間を費やせばいいのでしょうか?
個人差もありますが、一般的に500点台からは250時間、400点台からは450時間の勉強が必要とされています。
TOEICで、スコアアップに必要な勉強時間をまとめた表が以下になります。
200点 | 300点 | 400点 | 500点 | 600点 | 700点 | 800点 | 900点 |
> | 100時間 | 250時間 | 450時間 | 700時間 | 1000時間 | 1350時間 | 1750時間 |
> | 150時間 | 350時間 | 600時間 | 900時間 | 1250時間 | 1650時間 | |
> | 200時間 | 450時間 | 750時間 | 1100時間 | 1500時間 | ||
> | 250時間 | 550時間 | 900時間 | 1300時間 | |||
> | 300時間 | 650時間 | 1050時間 | ||||
> | 350時間 | 750時間 | |||||
> | 400時間 |
もし、現在のあなたがTOEIC400点台なら、450時間の勉強時間となります。
500点を取れているのであれば、250時間の勉強時間でも600点台に上げることは可能です。
もちろん、社会人だろうが大学生だろうが条件は同じですよ。
社会人の場合、平日の仕事後に3時間の勉強と土日にそれぞれ5時間ずつの勉強で1週間に合計25時間になります。
250時間の勉強時間には、10週間つまり2ヶ月半で達成できますね。
TOEICで600点以上を取るために効果的な勉強方法まとめ
600点以上を取るのに必要な勉強時間はわかりました。
でも、いくら時間を費やしても効果のない勉強方法では、時間をムダにしてしまいます。
逆に、効率的・効果的な勉強方法をすれば、450時間もの勉強時間を使わなくても合格する可能性がグ~ンとアップします。
また、同じ時間でも効果的な勉強法なら600点どころか700点台も目指せますよ。
TOEICの点数に、とても重要な勉強方法をまとめます。
TOEIC600点は単語力が重要!4000語~5000語を目標にしよう
600点クラスを取るには、単語力が重要です。
800点や900点の高いスコアを取るには、文法を細かく読み取る必要があります。
でも、600点台のレベルなら単語力で意味がある程度わかるので、そこでかなりカバーできちゃうんです。
TOEIC600点レベルの単語数は、4000語~5000語と言われています。
「4000語~5000語なんて多い!」とあなたは思うかもしれませんが、高校卒業レベルの単語数なんですよ。
高校で英語を習っていれば、全く恐れることはありません。
文法やリーディングの問題は実践形式の問題に慣れておく
TOEICには、文法問題やリーディングの問題もあります。
文法については、600点台であれば単語力でかなりカバーできるので、とくに文法だけに特化した勉強をする必要はないでしょう。
単語の意味がわかれば、それだけで正解できたり2択に絞れたりできるからです。
ただし、本番前に過去問の実戦形式に慣れておきましょう。
穴埋め問題や読解問題など、どんな感じなのかをつかんでから本番のテストに臨んでください。
あまりにもぶっつけ本番だと、不安や焦りが出てしまって実力を発揮できないリスクがあるんです。
過去問の形式問題をいくつか解いてから本番に挑むだけでも、スコアが大きく変わってきますよ。
リスニングは発音に耳を慣らしておくことが何よりも大切
TOEIC600点を取るには、リスニングも重要な勉強です。
リスニングでも単語力も重要ではありますが、それ以上に大切なのは「英語の発音への慣れ」です。
知っている単語でも、英語の発音を理解したり慣れたりしておかないと、聞き取ることはできません。
たとえば、リンゴを意味する「apple」の英単語をスペルまでしっかり覚えていたとします。
でも、英語の発音を「アップル」と思っていては絶対に聞き取れません。
(実際の発音は、カタカナで無理やり表すと「アポー」みたいな発音ですよね)
実際に英語で話すのを聞いておかないと、いくら知っている英単語でも聞いて理解することは難しいんですね。
話す速さとかも関係してくるので、実際の過去問のリスニング問題を聞いて、どれくらいの速さなのかもつかんでおきましょう。
ほかにも、英語の動画を見たり、オンライン英会話で講師の人が話す自然な英語を聞いておくのも慣れるのに効果的ですよ。
>>【初心者向けTOEICのリスニング対策】裏技でスコアアップ!
TOEICの英語学習の3つのコツ!勉強の効果がさらにアップ!
TOEIC600点のスコアを目指すための勉強時間と学習方法はわかりました。
では、さらに効果のアップが期待できるちょっとしたコツや心得もまとめます。
長い目で見て繰り返し勉強が大切!1日で考えないようにしよう
英語に限りませんが、勉強はコツコツ継続することが大切です。
長い目で見て考え、焦らずコツコツ続けていきましょう。
単語を覚える場合、1日に10単語を覚えるという考え方ではなく、30日で300単語を覚える考え方のほうがいいですよ。
1日で全部を覚えきれなくても、長い期間で覚えていけばいいんです。
あなたが目指すスコアに合った勉強法が効率的と割り切ろう
TOEICの効率的な勉強法や裏技などは、スコアごとに変わってきます。
600点を目指すのと800点や900点を目指すのでは、勉強方法や試験の取り組み方はちがうんです。
正攻法で勉強してテストに挑みたい気持ちもあるかもしれませんが、まずは600点のハードルを超えるためと割り切りましょう。
正面からぶつかって挫折するのは避けないといけません。
TOEICで600点のスコアを取った後のビジョンも考えよう
TOEICで600点を目指すのはとてもよい目標ですが、600点台を取ることだけが目的ではありません。
600点を取った先のビジョンも描いておくと、モチベーションを保ちやすくなって勉強を続けやすくなりますよ。
たとえば、仕事に英語を活かして昇進や給料アップを狙うとか、さらに700点や800点を狙っていくとか・・・
600点を取ることを目標にしてしまうのは、目的があいまいな部分もあって飽きたり挫折したりしやすくなる原因となります。
さらに先の目的やビジョンを決めておくだけで、英語学習に身が入りやすくなるんですよ。
TOEIC600点は勉強法で短期間でも達成できる!
TOEIC600点に達するための勉強時間と勉強法についてまとめました。
600点は平均点に達したレベルであり、履歴書に書くなどの経歴に使えるラインでもあります。
TOEICを受けるなら、ぜひ600点台をクリアしたいですね。
英語初心者でも、決して難しいレベルではありません。
今回まとめた勉強方法をしっかり効果的にやってコツコツ続ければ、きっと合格できますよ。
そして、600点を取った成功体験を活かし、さらに成長してくださいね。