大坂なおみの全米OPでの黒マスクの秘密!その裏には大きな意味が!

テニススポーツ

大坂なおみ選手が、テニスの全米オープンで優勝しました。

決勝戦では、ベラルーシのビクトリア・アザレンカ選手との試合で、最初に1セット取られてからの見事な逆転勝利でした!

 

2018年の全米優勝、2019年の全豪優勝に続く、3回目のグランドスラム制覇です

 

今回の全米オープン優勝まで、大坂選手が貫き続けてきた姿勢がありました

それは、黒人差別に対する抗議の姿勢です

 

アメリカでは、たびたび警察による黒人射殺の事件が問題視されており、黒人差別問題がまだまだ根強く残っています。

 

そんな社会への抗議として、大坂選手は今回の全米オープンの試合を通して抗議の姿勢を見せ続けてきました。

全米オープンで見せた大坂なおみ選手の抗議の象徴は、ボイコットと黒マスクです。

 

大坂選手が2020年の全米オープンで見せたボイコットと黒マスク、この2つについてまとめます。

 

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全米オープンの前哨戦にボイコットする意思を見せていた

大坂なおみ選手は、2020年8月に全米オープンの前哨戦であるウエスタン・アンド・サザン・オープンの準決勝をボイコットすることを表明していました。

アメリカのウィスコンシン州で、黒人男性が警察官に撃たれた銃撃事件に抗議するためでした。

 

アスリートが試合をボイコットするというのは、かなりの強い気持ちのあらわれであり、この銃撃事件を含む一連の事件に強い抗議の意思を持っていたことがわかりますね。

 私はアスリートである前に黒人女性です」 とコメントしていたことから、アスリートの立場より抗議をする姿勢を優先するくらいの強い意志だったんですね

 

その後、主催者側からの要請によってボイコットを撤回して出場しましたが、この出来事はかなり印象的でした。

全米オープンの7試合で黒マスク着用!書かれたメッセージは?

大坂なおみ選手は、コロナ禍での全米オープンの7試合に全て人の名前がデザインされた黒いマスクをつけていました。

 

大坂選手の黒マスクと言えば、7月に目や口がデザインされた黒マスクをチャリティーで販売して話題になりましたね。

目や口がデザインされていた黒マスクはお姉さんがデザインしたマスクだそうですが、今回の名前入りのマスクはマスク会社に依頼したそうです

 

全米オープンで1回戦から決勝戦までの7試合で着用していた黒マスク7枚には、それぞれ違った名前が書かれています。

これは、アメリカで黒人に対する人種差別や警察による暴力の犠牲者の方々の名前です

 

それぞれ年齢も住んでいる場所も違いますが、差別の中で亡くなったと言われている方々です。

特に、決勝戦で大坂選手がつけていたマスクに書かれていたのは、死亡当時12歳だった少年の名前でした。

 

コロナ禍での無観客試合でしたが、テレビ中継で名前を見せることで、黒人差別問題に少しでも関心を寄せる人が増えてほしいという願いがこめられています

 

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スポンサーや大会主催者も名前入りの黒マスクを許可していた

大坂なおみ選手のボイコットや黒マスクでの出場を見て、もう1つ気づかないといけない事実があります。

スポンサーや大会主催者側が、名前を書いたマスク姿で出場するのをOKしていたということです

 

当然ですが、大会側が「亡くなった黒人の名前を入れたマスクをつけて試合会場に入ることは認めない」と言えば選手はそれに従わないといけません。

 

スポンサーだってそうです。

大坂選手のスポンサーは日清食品ですが、アスリートにとってスポンサーは大切な存在です。

亡くなった人の名前の入ったマスクをつけることに、スポンサーが難色を示せばやめないといけません。

 

しかし、今回はスポンサーも大会主催者も、黒人被害者の名前が入ったマスクをつけることを1回戦から決勝まで7試合ずっと許可し続けているんです

 

これは、とても大きなことだと思います。

日本の企業である日清食品はまだしも、全米オープンの主催者であるアメリカの全米テニス協会(USTA)が認めていたことはすごいことです。

 

大きな政治的問題がからんできて、何かいざこざが起こる可能性も否定できないのに、7試合全てでマスクを許可していたんですから。

もしかしたら、大坂選手だけでなくアメリカ全体の中でもメッセージを発信したい動きが大きくなってきているのかもしれません

 

今回の件で、黒人差別問題が今後に大きく動いていくことに期待です。

 

被害者の想いやメッセージと一緒に勝ち取った全米OP優勝!

大坂なおみ選手の全米オープン優勝までともに戦ってきた、黒いマスクについてまとめました。

 

大坂選手にとっては、世界が注目するテニスの四大大会の1つである全米オープンの試合で被害者の名前を見せることで、差別問題への抗議を強く見せたかったわけです。

世界に被害者の名前を見せていきたいことが、優勝への大きなモチベーションの1つになっていたことは間違いないでしょう。

 

この黒マスクのエピソードを知ると、前哨戦のボイコットを撤回して出場した理由もわかる気がします

 

ボイコットを撤回して出場を表明したときは、「より強い抗議の意思を伝えられる」とコメントしていました。

この「より強い抗議の意思を伝えられる」というのが、黒マスクで被害者の名前を見せることを意味していたんじゃないでしょうか。

 

ボイコットを発表したときは感情的になっていただけだったのが、その後にマスクに被害者の名前を入れて出場して抗議するという方法を思い立ったんじゃないかと思います。

大坂選手自身も「感情的な1週間だった」とボイコット発表時を振り返っていますし、ボイコットよりもマスクで問題提起をするほうがいいと考えたんでしょう

 

個人的に、この方法はとてもよかったと思っています。

 

ボイコットはどうしてもマイナスのイメージも同時に出てしまいます。

でも、試合に出場する中で差別問題をマスクで見せるというのは、ボイコットよりもマイナスイメージが少なくメッセージ性が強くなるんじゃないでしょうか

 

しかも、決勝まで進んで見事に優勝したんですから、メッセージ性はさらに大きくなったことでしょう。

 

このマスクによるメッセージを実行した大坂選手はもちろん、認めてくれた主催者とスポンサーにも敬意を表します。

このメッセージによって、黒人差別問題が少しでもいい方向に進んでくれることを願うばかりです。

 

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